ご卒業おめでとうございます(令和7年度卒業式祝辞)

 卒業生のみなさん、ご卒業おめでとうございます。そして保護者のみなさま、本日はお子さまのご卒業、心よりお慶び申し上げます。卒業生のみなさんが、三年間の中学校生活で経験した、うれしかったこと、悔しかったこと、思い通りにいかなかったこと。その一つひとつが、今日ここに立つみなさんをつくっていると思います。

 今日は「言葉」について、少しだけお話しします。

 いま、私の仕事では、生成AI、いわゆる大規模言語モデルがもはや欠かせない存在になっています。それは大量の文章を学び、「次に来る言葉」を予測する仕組みです。どんなに優秀なAIでも、与えられた言葉以上のものは生み出せません。

 つまり、言葉は単なる音ではなく、「考え方を形づくる道具」だということです。何かに挑戦して失敗したとき、「もう無理だ」と言うのか、「次はどうするか」と言うのか。その言葉の選び方が、自分の未来の方向を決めていきます。

 これからみなさんは、たくさん挑戦をし、失敗もします。うまくいかないとき、人はどうしても目の前の困難だけに意識が向きがちです。

 そんなときこそ思い出してほしい。みなさんは一人ではありません。

 友だち、先生、家族、地域の方々――今日ここにいる多くの人が、みなさんの味方です。そして、その味方とつながるための一番の方法が「言葉」です。

「ありがとう」と伝えること。

「助けてほしい」と言えること。

「やってみます」と口にすること。

 その積み重ねが、人との信頼をつくり、未来を広げていきます。

 どうか、自分の可能性を狭める言葉ではなく、未来をひらく言葉を選び続けてください。

 本日まで、みなさんを温かく、そして真剣にご指導くださった先生方に心より感謝申し上げます。また、日々お子さまを支え続けてこられた保護者のみなさまに、あらためて敬意と祝意を表します。あわせて、本校の教育活動ならびにPTA活動に対し、日頃よりご理解とご協力を賜りましたことに、心より御礼申し上げます。

 そしてご臨席の来賓の皆さまにも、厚く御礼申し上げます。

 卒業生のみなさんのこれからが、挑戦に満ちた、そして実り多いものであることを心より願っています。

結びにあたり、本日ご列席の皆さまのますますのご健勝とご活躍をお祈り申し上げ、私からのお祝いの言葉といたします。

本日は誠におめでとうございます。

令和8年3月13日

さいたま市立美園南中学校PTA
会長 和田洋樹

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